角川文庫「禁欲のススメ」・・・「生き血したたるステーキ」より抜粋・・・ブラームスの交響曲第三番へ長調第三楽章。昔(74年頃)お茶の水駅前にはウィーンや四季といった名曲喫茶があって、時々行ってました。今もあるんでしょうか。ジャズ喫茶に行く時はちょっと気取ってみたりしましたが、名曲喫茶に行く時はひたすら疲れていた時で半分いねむりしにいったようなもの。どちらも薄暗くて古いフカフカの椅子でした。今ならカップルでクラシックを聞きながらただ座って・・・エロティックな気分に浸ることもできそうですが、名曲喫茶もないし相手もいない・・・フン。(v_v)
私はただ、クラシック音楽はエッチだから好きなのだ。
「クラシックなんて眠くなる」
そう言う人によく出会うが、
ずいぶん御清潔で御誠実な人だなあ、と感心する。
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最近はとんと「名曲喫茶」というのを見かけないが、
もし「名曲ディスコ」というのがあって
サラサーテのバイオリンで踊るんなら
私もリズムに乗るというのがワカル。
そんな所でナンパされたらすぐOKする。
そして「名曲ホテル」の前まで来て表の電光看板に
「ラフマニノフのピアノの二番のサービス有」
とか表示されていたら
「早く入りましょうよ」
と入室を急かすだろう。
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「ねえテレホン・セックスしない?」
って夜中に電話してくる人がいるけど、
芸がない勧誘である。
こんなことを唐突に言われても、
なんだイタズラ電話かと思うだけではないか。
ブラームスの三番を流すくらいの創意工夫をしろ。
これが「名曲イタズラ電話」。
ほんとに皆さん御清潔。